Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

燃え尽き症候群の正体とその予防

燃え尽き症候群の正体とその予防

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 私を含む私たちの中のいくらかの人々は、「燃え尽き症候群」、すなわち、仕事や学習に熱心に取り組んでいるときにおこる、喪失感、無気力感など呈する症状に悩んでいる、あるいは、悩んだ経験を持っていると推測するとともに、私は、この症状の根本的な根拠、方向を見定め、解消していくことは、私たちの社会生活をより豊かにしていくために大切なことであると考えるので、「燃え尽き症候群」の正体とその予防方法についての考察を書きたいと思う。

 

 私は、「燃え尽き症候群」の正体とは、「中庸のかけた生活における、均衡を取り戻すための心理的な調整的な作用である」と考える。すなわち、燃え尽き症候群を必要とする人々とは、ある限定的な問題を強調しすぎ、諸生活のバランスを損ねた人々であると考える。その理由は、私たちがチャレンジをやめる、すなわち、無気力になるときとは、「失敗を恐れる」ときにほかならず、私たちが、ある諸問題の失敗を強調しすぎてしまうときとは、その問題自体を強調してしまうときであるとともに、それゆえに、取り組む問題の中庸、バランスの欠いた生活において、燃え尽き症候群の必要性が生まれてしまうのではないかと考えるからだ。例えば、仕事にのみ熱中し、交友や家族の問題を過小評価する人々は、仕事の問題を強調すればするほど、あるいは、その強調の度合いが膨れ上がるとき、仕事の問題における成功、失敗を過大評価してしまい、チャレンジを恐れ、突然、しり込みしたり、無気力になること、すなわち、「燃え尽き症候群」を持つようになることは簡単に理解できると思う。

 このように、私たちが、緊張なしに「燃え尽き症候群」なしに社会生活の諸問題に取り組み、豊かな生活を送るためには、中庸のとれた生活、すなわち、仕事、交友、結婚の問題のどれも過大、過小評価することなく、真剣に取り組むことが役立つと思う。

 

読んでくれて、ありがとう。