Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

時間の質を上げようとする態度の大切さ

時間の質を上げようとする態度の大切さ

 

 私は、私たちが有益な社会生活を送り、私たちの能力の水準を上げ続けるために、私たちが持つ時間の多寡ではなく、私たちの時間の使い方、質を向上することにフォーカスすることが重要であると思う。

 その理由は、単純に、私たちが時間の使い方、質を向上させることができれば、より短時間で多くの成果を生むことができるようになり、結果的に、使える時間の多寡が大きな問題にならなくなるからだ。

 例えば、小説家、数学者であることが本業であったわけではない、小説家のカフカや数学者のフェルマーは、おそらく、彼らの独創的な表現に使える時間は、まさに隙間時間であっただろうが、彼らの好奇心や探求心に起因する集中力によって、使う時間の質を高め、彼らの業績につなげていたのであろう。

 このように、私たちは、しばしば、「時間がない」と嘆き、新しい挑戦やさらなる訓練をあきらめてしまうことがあるが、私たちの業績、成果にとって、本当に決定的なものとは、時間の多寡でなく、時間の質、単位時間当たりの結果、効果をよりよいものにしようとする態度である。

 

読んでくれて、ありがとう。