小さな一歩に価値を持たせる

小さな一歩に価値を持たせる

 

　私たちが生きられるのが「今ここ」しかないことと、有益に生きていくために、環境と調和する必要があることから、私たちが今この瞬間でよりよく変化することは、私たちの人生の中で最も重要なことといっても過言ではないと思う。よって、そのように考えると、私たちが、今この瞬間に起こせるような「小さな変化」に価値を持たせることは大切であると思う。なぜなら、私たちがそのような「小さな変化」を過小評価してしまえば、私たちが今ここにしか生きることができないことから、人生でよい変化を生み出すことが難しくなるからだ。

　例えば、受験勉強において、トイレなどにいる微々たる時間を過小評価して、何もせずに過ごす学生と微々たる時間でも、英単語や数学の基本事項などをほんの少しでも覚えることができるように努力する学生とでは、明らかに、変化、成長の差が表れるであろうことは容易に予測できる。

　では、どのようにして、私たちは、小さな変化に価値を持たせることができるだろうか？

その答えは「他者貢献を目指すこと」だと思う。その根拠は、まず、私たちが不完全な生き物であるがゆえに、他者からの援助が常に必要であるから、その援助を得るために「他者から与えられる喜び」に集中している人と、「他者に与える喜び」に集中している人がいることは明白であると思うが、ここで、他者から与えられる喜びに集中する人は、当然のことに、他者からの評価がなければ、意味がないと思うので、他者が評価するような大きな変化にしか価値を見出せないのに対し、他者に与える喜びに集中する個人はどのような変化にも他者への影響はあるので、「小さな変化」に価値を見出すことができるからだ。

 読んでくれて、ありがとう。