Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

「不満足」と「幸福」の両立の大切さ

「不満足」と「幸福」の両立の大切さ

 

 私は、私たちが、有益に生きる為に、常に成長を続けていくために、いつだって、自分自身に自己陶酔することなく、自分自身に対して「不満足」な感情を持つことが大切であると確信する。

 

その理由は、私たちが、今の自身の現状に満足してしまえば、自身を変えようとする必要、欲求がなくなってしまい、成長のための努力をやめるどころか、今の自分自身の良い部分を維持する努力さえ、やめてしまう危険があるからだ。

 

例えば、もし、二人の学生、A,Bがテストを受けて、二人とも、テストの結果が100点中90点であった時、Aさんが(例えば、他者に誉められたり、周りと比べて)90点であることを十分な点数として満足する一方、Bさんが例えば、100点でなかったことに「不満足」な感情を持つならば、Aさんの成長のための努力は止まってしまうだろうが、Bさんの有益な努力は継続されるだろう。(上記の例におけるAさんから見れば、Bさんは不満足そうなので、不幸に見えるものだと思うが、当のBさんにとっては、不満足であることを自身の発展に役立てているだけなので、幸福といえるだろう。)

 

このように、私たちが有益な社会生活を送るために、不断の努力をしていきたいならば、安易に、他者と比べたりすることによって、自分自身に満足することなく、意識的にでも、自分自身の足りない点に焦点を当てて、「不満足」な感情とともに、成長のための努力を楽しむことが重要であると思う。また、私は、スティーブジョブスの「Stay hungry, stay foolish.」という言葉に、上記のことが凝縮されているように思う。

 

読んでくれて、ありがとう。