「基礎」と「初歩」を混合しないことの大切さ
「基礎」と「初歩」を混合しないことの大切さ
私は、私たちが有益な社会生活を送るために、何かの学問を修め、それを活かしていくことが非常に有用であることは明白であると思うが、その学問を習得していくうえで、その学問における「基礎」と「初歩」を混同しないことが大切であると確信する。
その理由は、私たちが学問における「基礎」と「初歩」を混同してしまえば、私たちがどんな段階にいようとも、その学問の基盤を支える「基礎」を何度も振り返り、理解を深めていくことが不可欠であることにもかかわらず、その「基礎」を初歩とみなして、振り返る必要性を過小評価してしまう危険性があるからだ。
例えば、数学の勉強においては、どれだけ、それを修めたと自覚しようとも、その基本的な定義や定理を何度も振り返り、より深い理解をしようと努めることは必要であろうし、宗教についての勉強においては、その基盤となる、諸々の教典を何度も読み込むことが不可欠だろう。
このように、私たちが、それぞれの関心の方向にある学問を修めていきたいならば、その基盤となる「基礎」と「初歩」を混同せずに、愚直に「基礎」について、何度も振り返り、復習していくことが大切である。
読んでくれて、ありがとう、