Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

自身の優越感を疑う大切さ

自身の優越感を疑う大切さ

 

 私たちが豊かな社会生活を送るために、有益な努力を継続することが不可欠であることは明白だろうが、私は、その継続のために、「優越感を感じるときこそ、一層、注意深くなる」ことが大切であると思う。

 

 その理由は、私たちは、しばしば、自分自身の強すぎる劣等感を、正当な努力によって解決するのではなく、安易に隠すために、自分自身があたかも優れているかのように錯覚してしまうことがあるからだ。

 

 例えば、今の自分自身に自信がなく、努力することをためらう人々は、しばしば、自分自身の過去の功績を自慢したりして、あたかも、自分自身がすぐれているかのようにふるまうことがあるし、自分自身に自信がなく、他者を恐れる人々が、しばしば、他者に対して威圧的な態度を取り、その臆病な態度を優れたものであると錯覚してしまうこともある。

 

 このように、私たちが有益な努力を継続するために、自身が優越感を感じてしまう時は、その優越感が「自分自身の劣等感を安易に隠すものではないか」という風にしっかりと、確かめることが大切である。

 

読んでくれて、ありがとう。