Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

不細工であることのメリット

不細工であることのメリット

 

 私は、私たちが、しばしば、容姿が端正でない、不細工であることのデメリットにのみ焦点を当てすぎていると感じるとともに、そのような偏見に対して、不細工であることのメリットを提示することで、偏見がもたらす多くの緊張を取り除きたい。

 その不細工であることのメリットとは、「表面的でない、目に見えないものの価値を理解し、獲得しやすい」ということだ。

 その理由は、不細工である人々は、そうでない人に比べて、表面的な、外見的な事柄から、有益なものを引き出しにくいので、表面的な事柄にフォーカスする習慣を身につけにくい、すなわち、目に見えない、精神的な価値を発見し、理解していきやすいからだ。

 例えば、表面的なものではなく、物事の本質に迫る学問である数学や、物理学などの研究者に、容姿端麗な人々が少ないと揶揄されることを耳にすることは、上記の考えから非常に興味深い。また、容姿端麗な人々の中にも、しばしば、精神的な、多大なストレスを持つ人々がいることも、上記の考えに基づけば、何ら不思議な事ではない。

 このように、私たちの一部には、容姿が整っているかどうかを絶対視してしまい、多大な緊張とともに暮らしている人々がいるように思えるが、不細工であることは、その人が目に見えないものの価値を発見し、探求していくことを助ける性質であるとみなすこともできるのであり、そのように偏見を取り除くことは、きっと、私たちの生活をより現実的なものにしてくれると思う。

 

読んでくれて、ありがとう。