Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

抽象的なことを理解するために

抽象的なことを理解するために

 

 私たちはしばしば、よりよい生活をするための思考のために、抽象的なことを理解する必要があるが、私はそれらを理解するためには、実際の、具体的な事柄を考えることが有用であると思う。その理由は、抽象的な事柄は、単純に、いくらかの具体的な、事柄から特定的な情報を取り除いて残った共通部分にすぎないとともに、それゆえに、抽象的な事柄を理解するためには、それらを含む具体的な事柄の知識を得ることが大切であると考えることができるからだ。例えば、「感情」という抽象的な概念を理解することは、私たちが「怒り」、「喜び」、「悲しみ」などを経験的に知っていなければ難しいことであると思う。ほかには、「表」と「裏」の概念などを理解するときはコインなどの具体的なものの知識は非常に役立つと思われる。

 このように、私たちが抽象的な事柄を理解する過程で何かしらの障害にぶつかったならば、それを突破するために、その抽象的な事柄を含む具体的な事柄を幾つか考えることは最も自然で、善い方法の1つであると考えることができる。また、それゆえに、数学などの抽象的な概念を扱うときに、よくわからなくなったときは、その概念をいくらか含む日常生活に密接した、つまり、私たちが精通している具体的なものを考えることが有用だ。

 

読んでくれて、ありがとう。