客観的状況ではなく、目標にフォーカスしよう
客観的状況ではなく、目標にフォーカスしよう
私は、私たちが自分自身、あるいは、他者のことをよりよく理解するために、その人の客観的状況ではなく、その人の目標、目的に焦点を当てることが大切であると思う。
その理由は、私たちを制御するものは、私たちの客観的な状況ではなく、私たちの目的、目標であるからだ。
例えば、どれだけ多くの友人に囲まれようと、彼らと良く結びつこうとしない人は孤独を感じるだろうし、周りの人からどれだけ寂しそうに見えようと、友と結びつくために書斎で手紙を書いている人は孤独を感じたりはしないだろう。また、どれだけ豪勢に遊びまわろうと、それが私的な満足のためであれば、決して不安からは解放されないだろうし、どれだけ貧窮、質素な暮らしをしているように見えようと、友や家族とよりよい関係を築く努力をしている者は多くの不安から解放されるだろう。
このように、私たちは自分自身、あるいは、他者のことをしばしば、彼らがいる客観的状況に基づいて評価しようとしてしまうが、私たちが客観的な状況ではなく自分自身の目的、目標によって制御されることから、「彼らの目標、目的がどのようなものであるか」ということに基づいて評価すべきである。
読んでくれて、ありがとう。