Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

途中で満足するぐらいなら、目標なんて持たない方がいい

途中で満足するぐらいなら、目標なんて持たない方がいい

 

 私は、私たちが様々な目標を持って、それを達成するために努力していることと思うが、もし私たちがその目標を達成してもいないのに現状に満足感を持ってしまえば、決してその目標は達成されないと確信する。

 

 その理由は単純に、すでに現状で満足できているならば、それ以上の目標を達成するための努力をする欲求が非常に小さくなり、延いては、目標に近づきにくくなるからだ。

 

 例えば、ある人が科学者になって生計を立てることを目標とするとき、科学者になってもいないのに、生計さえ立てられれば良いと他の仕事に従事することに満足してしまえば、その人は科学者になることはないだろう。一方で他の仕事では満足できず、なんとか科学者になろうと邁進する人は目標と限りなく近づき続けるだろう。

 私はもちろん、目標を変更して、新たな方向に進む決心をすることは勇気に溢れ、しばしば役に立つものであると思うが、目標を達成してもいないのに、満足感を得ること自体が元の目標を大きく変更することであると気づかれていない場合が多いと思うので、そこに注意していただきたいのである。

 

 このように、私たちが目標を持つならば、その目標が意味をなすのは、私たちが目標を達成するまで満足しない時のみである。

 

 読んでくれてありがとう。