Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

苦痛がなければ成長しない

苦痛がなければ成長しない

 

 私は、私たちが語学力や筋力、コミュニケーション力など何らかの能力を発展させたいならば、「毎日、〇〇をやる」などのような日課やノルマを立てるのではなく、兎にも角にも「適切な訓練を苦痛を感じるまでやる」ということが肝要であり、本質的であると思う。

 

 その理由は、そもそも私たちの能力が成長する必要があるのは、「より困難な環境へ適応するため」に他ならず、それ故に私たちの能力を発展させるには私たち自身に「現状への困難さ」、すなわち、「苦痛」を感じさせる必要があるからだ。

 

 例えば、筋力トレーニングにおいて、正常な訓練に伴う苦痛が効果を向上させることは周知の事実であるし、そもそも毎日、一定の量の訓練をやることは自身の能力の変化をあまり考慮に入れているとは言えない。実際、腹筋を鍛えるために上体起こし100回を楽に出来る人が上体起こし100回を毎日続けても、その効果は、苦痛が出るまでトレーニングすることによって生まれる効果には及ばないだろう。

 

 このように、何らかの能力を鍛えたいならば、そのために一定のノルマを立てるのではなく、適切な訓練をしっかりと「苦痛」を感じるまでやることに集中するべきである。

 

読んでいただき感謝します。