Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

常にMaxの実力を出すことは諦めよう

 「常に最高の集中力を維持すること。」

 

 確かに、それは私たちが今日の仕事を完遂するための最前の方法である。

 しかし、当たり前なことではあるが、脳は常に同等な性質を保っているわけではない。例えば、血液の循環が良い時もあれば悪い時もあるし、疲労がある時も有れば、絶好調な時もある。 

 それならば、次善の方法は何だろうか?私は次のように考える。

 

 「1日の中で集中力のピークをいくつかつくること」

 

 このような考えをするならば、上のように常に最大限の集中力を維持するという凡そ不可能な最善の方法に固執して、諦めて、本末転倒な事態にならずに済む(というより、一日に数度の集中力のピークをつくることが出来なければ、常にピークを保つことが出来るはずもない)。さらに、集中力のピークをコントロールするように考えれば、1日の全体像を捉えやすくなり、今の自身の状況をしっかりと理解できるようになって、延いては、今の自分自身がなすべきことをしっかりと理解できるようになる。

 例えば、午後15:00から17:00までに集中力のピークを持ってくるという風に考えれば、その日の最も困難な仕事はその時間に割り当てられるし、ある程度余裕を持って取り組める内容の仕事は謂わば脳の「準備運動」のような形で他の時間に割り当てられる。

 つまり、定まった時間に集中力のピークを持ってくるように考えれば、「個々の仕事の難易度の分析」、「有限な集中力の分配」に気を配ることが出来て、結果的に「今の自分が何をするべきか」を理解しやすくなる。

 

 このように、私たちが自分自身の能力を最大限に活かすためには、まず、最大限の能力を発揮することを持続することが困難であることを理解し、どのタイミングでそれを持ってくるかを考えることが重要であると思う。

 

読んでくれてありがとう。