Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

死後の世界を意識しよう(自殺願望に囚われている人へ)

 私は、自殺願望に囚われている人が自殺という安易な手段を考えず、有益に生きていくためには、「死後の世界に関心を持つこと」が不可欠であると思う。

 その理由は、自殺願望に悩む人々の多くは、人一倍の困難に直面し、「人生は苦しいだけで、危険なものである」という考えを持ってしまっているかもしれないが、そもそも人生というものは、他者との人間関係の中を生きるわけであるから、様々な困難があり、辛いことがあることは当たり前であるので、問題は、「辛くても生きる目的」を持つことであり、その生きる困難を乗り越えるための最も分かりやすい目的は「死後の世界をよりよくする」という目的だからだ。実際、私たちが死後の現実、死後の世界における他者にいい影響を与えたいと思ったら、自殺などという手段は選べない。なぜなら、自殺は(迷惑をかけない方法もあるかもしれないが、)良い影響を与えないからだ。

 

 例えば、学校でいじめられて苦しんでいる学生にとっては生きることは苦痛そのものかもしれないが、死ぬことも当然辛いだろう。その袋小路を抜け出すためには、「人生を辛くても生きる目的」を、自分が死んだ後も遺る世界に対する関心を持てば良い。これは簡単なことではないが、たとえいじめっ子に対してでさえ、自分が死んだ後だったら、彼らのことはどうでもよくならないだろうか。むしろ、彼らの幸福をも願える様になるのではないだろうか。そのように考えることができれば、いじめっ子にとって「いじめ」が良くないことであることが理解出来るだろうし、そのような意味で「いじめ」を無くそうとすれば、きっと成功するだろう。いじめっ子にとって、あなたが敵に見えないからである。

 

 このように、自殺願望を持って苦しむ人や生きる意味を見失っている人は、どうせ人生に困難はつきものであると受け入れて、辛くても生きる目的を持てばいいのではないかと思う。

 

読んでくれて、ありがとう。