Daikiの哲学日記

 当たり前だけど、大切なことを見落とさないように、文章を書いています。

馬を水辺に連れて行くことは出来ても、水を飲ませることは出来ない。

 「馬を水辺に連れて行くことは出来ても、水を飲ませることは出来ない。」という言葉は結局、影響を与えられても、他人を思い通りにすることが出来ないよねっていう意味で用いられることが多いと思うけれど、自分はこの言葉は自分自身についても考えるべきな格言だと思ったりします。

 

 その理由は、人は今より良い環境を望み、そのために働いたり、勉強をしたりしますが、比較的にいい環境を手に入れても、満足できずに失速してしまう人がいるからです。

 同い年で東大に入った友人がいるのですが、彼は入学後に勉強する意欲が湧かないとぼやいていました。彼はとても頭がいい好青年なので勿体無いと思ったのを覚えています。

 また、お金が潤沢にある状態というものは一見、いい環境に見えますが、逆に破綻に結びつくことにあります。実際、莫大な契約金を得たNBAの選手が引退後5年以内に自己破産する割合は60%だといわれています。(https://en.m.wikipedia.org/wiki/Personal_finances_of_professional_American_athletes)

 

 このように、いい環境を目指して努力するということには意味はあるとは思うのですが、結局、いい環境とさらに「その環境を有益に活かす」力が重要になってくると思います。

そういう意味ではどれだけのお金を稼いでも人生に「終わり」はありません。

どれだけいい環境を手に入れても、

その時々に環境を有益に活かさなければいけないのです。

 

読んでくれてありがとうございます