誰でも自分のことを殺せるという事実
前回の内容は現実を理解すればするほど、快楽が得られやすいという話だったのですが
役に立ちやすい知識と役に立ちにくい知識というものがあると思います。
例えば、数学で鍛えた論理的思考力が役に立つとは書きましたが、公式や定理など数学的な結果は実際に役に立つ確率は一般に低いと思います。あくまで実社会生活での話ですが。。
ここで、自分が書きたいことは個人的に役に立ちやすいけれど、あまり意識されていないのではないかなと思う事実です。
それは「誰でもその気になれば、自分のことを殺すことができる」という事実です。
「そんなことはないよ」という人はよく考えてみてください。
ほとんどの人は頻繁に家から出ると思いますが、外で歩いているときに後ろからバットで殴られれば人は結構簡単に死にます。外に出なかったとしても、周到に準備した上で放火などをされて、家から追い出されることはあるかもしれません。
いくらでも方法は思いつくと思いますが、このように、他人が自分を本気で殺してやろうと決心したならば、大抵の人は死んでしまうのです。
もちろん、でもそんなことは滅多に起きないじゃないかという人もいると思いますが、
「誰でもその気になれば、自分のことを殺すことができる」ということは事実でしょう。
では、これを理解することがどうして社会生活で役に立つのかということを言いたいと思います。。
それは社会生活で非常に重要なのは当然、「様々な他人と協同する能力」だったりするのですが、
どんな人でも自分を殺そうと思えば殺せるのだぞという事実を理解すれば、
どんな人を相手にしても、しっかりと配慮して行動することができるからです。
それによって、相手は「軽んじられていない」と実感するので、一緒に仕事したいとか、支援してあげたいと思ってもらいやすくなったりします。
このような考えが極端だと思いになる人もいるでしょう。でも、事実をもとに考えているので、誰にも否定することはできないはずです。
なので、自分は事実に従っているだけだと考えれば、余計な迷いは減ったりするかもですね。。